『足元からいきいきフットケア』
いつまでも自分の足で歩き当クリニックに通院していただきたい・・・
院長が患者様に勧めている運動するための大切な足を守っていただきたい・・・という思いで看護師4名、看護助手2名のフットケアチームを立ち上げました。
平成21年3月、患者様対象にフットケアの勉強会を行い、平成21年4月よりフットケアを開始しました。現在、患者様全員の足を観察しケアすることを目標に、患者様のお誕生月にフットチェック・ケアを行っています。糖尿病など足病変リスクの高い患者様は定期的にフットケアを行い患者様がご自分で足を見て、触れて、異変に早く気づくセルフケアしていただけるようにフットケアチームでお手伝いさせてもらっております。
透析中の時間を利用しフットチェック・足浴・洗浄・爪切り・保湿とマッサージ・セルフケア指導の流れで行っております。透析中に臥床したままで行う足浴は快適で素敵な誕生日プレゼントとの感想をいただいております。
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フットケアに使用している物品です。
フットバスは透析中に臥床して行えるよう大きさや深さ、安全性を考えいろいろな物を試みました。現在は廃棄物利用で食器乾燥機のふたや大きめの食器用水切りカゴの外容器を使用しております。
患者様が足浴中に苦痛や不快を感じないように梱包用のプチプチを底に敷き、ふくらはぎが当たる所には太いホースを利用しクッションにしました。
泡状の石鹸を使用しペットボトルに入れたお湯で流します。
爪の掃除には黒いストローをカットして使用しています。爪のゴミや垢をとり爪と皮膚との境を明確にして安全に爪切りをします。黒いストローは汚れがよくわかります。ハサミタイプの爪切りと硝子のヤスリで爪を整えます。
保湿にユベラ軟膏、ウレパール軟膏を使用します。フットケアを始めて1年が経過し、当クリニック70名近くの患者様ほぼ全員の足を看させていただきました。これからもチーム内での勉強会や伝達講習を行いレベルアップに努めていきます。