雄大な北アルプス、そして澄みきった空気と水に魅せられて、1992年ここ飛騨高山の地に高桑内科クリニックを開院致しました。 病院の専門性が進む現在、診療所の役割は、かかりつけ医として予防医学の観点から患者さまとご家族の健康をお守りすることだと思います。地域医療との連携を保ちながら、医療の関わり方や日常生活習慣のコツを提供していきたいと思います。当院の特徴の一つに透析治療があります。血液透析との出会いは、1973年高山赤十字病院に勤務した際です。日本で本格的に血液透析が施行されるようになってから、まだ十年足らずの時代でした。ようやく血液透析治療が厚生医療の適用となり、「金の切れ目が命の切れ目」ではなくなった年です。 
当時はその日その日の治療をいかに無事終了するかに主眼がおかれていた状況でした。そんな毎日の透析治療の中で、透析患者さまの生命予後の改善、10年20年後を考えた透析治療、QOLを考えた透析治療の必要性を感じました。40数年経った現在、透析治療は随分改善しました。しかし、合併症やバスキュラーアクセス・社会的問題など予防・解決しなくてはならない課題があります。これからも、患者さん一人ひとりにあった至適透析を探求し続け、透析患者さんと共に生きるという所存であります。                                                                                                                                

医療法人 薫風会 高桑内科クリニック 院長 高桑 薫

a profile

1972 
岐阜大学医学部卒業
岐阜大学付属病院 第一内科勤務
総合病院高山赤十字病院 内科勤務
1976
東京女子医大付属病院 腎センター勤務
1977
総合病院高山赤十字病院 内科勤務 (腎外来担当、透析室室長)
1983
同病院内科部長
1985
医学博士取得
1992
医療法人 薫風会  高桑内科クリニック開院

無駄な投薬、注射を好まず、人間本来の治癒能力を最大限に導くため、食事や運動などの生活習慣の徹底指導を、外来患者さんや透析患者さん、はたまた地域住民の皆さんまで広く展開中。趣味はテニスとスキー。特にテニスは数々の大会で上位に入賞の成績を残す。スキーはSAJ1級の腕前。

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